2011年3月1日火曜日

ポトマック川の桜がみたい

ポトマック川の桜
wikipediaより)
日本では花粉の飛散が始まり、いよいよ春へと季節が移ってきました。春の風物詩は桜ですが、春にいっせいに開花するソメイヨシノは受粉によって子孫を残せない、特殊な木です。すべて接木によって植林され、全国に植えられています。この影響で樹木ごとの遺伝子の差が少なく、気温が一定条件を満たせばいっせいに開花する特徴を持つようになったと言われています。
ソメイヨシノは国内だけでなく、海外にも輸出されています。その代表例がワシントンD.C.に植林された桜でしょう。この桜は荒川に植えられた桜にルーツを持つもので、ソメイヨシノのほか計11種の桜が東京市長より贈呈され1912年に植えられました。今では桜祭りが開催されるなど、アメリカでも名所になっているようです。この桜もいつか見てみたいです。

なお、アメリカ初代大統領ワシントンが桜の木を折った逸話が残っていますが、これはどうやら後世の創作のようです。彼が子供の頃(1750年頃)にはアメリカ大陸には桜がなかったようです。私はなんとなくポトマック川の桜とワシントンが折った桜を無意識に結び付けていましたが、それぞれ時間的にはぜんぜん違う話で、さらには創作だったみたいです…。

埼玉熊谷の荒川沿いの桜並木
wikipediaより 京浜にけ撮影)
1912年以降、日米関係は悪化を続け、不幸な歴史を刻みます。その間も毎年桜を咲かせた木々が今も受け継がれ、平和な時代にまで続いていたことは幸運なことだと思います。花を見て、心を和ませる、人間は原始時代からそんな感情を持っていたと言われています。これからも花が咲き続ければなあ、なんて考えています。

因みに、ワシントンの桜祭りは3月下旬から4月上旬に開催されるので、見頃は日本とあまり変わらないようです。