2010年9月7日火曜日

五島列島に行きたい

長崎県の五島列島は五つの大きな島を含めて、約140もの島で構成されています。このうち、有人島は27ありますが、人口が50人に満たない島が12あるなど、非常に小さな島が寄り集まった地域といっていいでしょう。

福江島の堂崎教会
(Wikipediaより)
五島列島のうち一番大きな島は福江島で、この島には4万人を超える人が生活しています。また空港やフェリー港も整備されていて、観光の拠点となるのはこの島になると思います。福江島にも多くの観光地があり、明治初期に建設されたカトリック教会が点在していることでも知られています。

この地域にカトリック教会が多く建設された背景には、戦国時代にさかのぼる歴史的背景があります。もともと五島列島はキリシタン大名であった宇久氏の領地であり、純尭氏はキリシタンへの傾倒を強めていき、領民の多くがキリスト教徒となりました。しかし、キリシタンへの反発はこの地でも強く、次第にキリシタンは弾圧され地下にもぐります(隠れキリシタン)。

その後、江戸時代に入って日本は鎖国時代になり、各地で密かに信仰されていたキリスト教は世界と断絶されて形を変えていきます。五島列島でも長く「キリシタン」が信仰されていましたが、江戸時代末期に外国人の目に触れた信仰はキリスト教徒は似ても似つかないものになっていたといわれます。

地元の土着信仰と融合し、地域の生活に溶け込む中でキリスト教はまったく形を変えてしまったといわれています(カクレキリシタンと呼ばれ、キリスト教とは分けて考えられています)。もともとのキリスト教も、ヨーロッパに広がる過程で、土着信仰を吸収して形を変えたといわれていますが、こうした変化は非常に興味深いものだと思います。そうした意味でも五島列島の教会や郷土資料、遺跡、伝統行事などは一度見てみたいと思っています。

五島列島へは佐世保、長崎からのフェリーのほか、関西空港や長崎空港と福江島の空港を結ぶ便が運行されています。