文化むら入り口付近に展示されている「あさま号」
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群馬県安中市松井田町にある鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」は夏休みに遊びに行くにはちょうどではないでしょうか。今はJR東日本のテレビCMで吉永小百合さんが行ってる場所です。東京からは高速道路で行けて、鉄道好きの子供から大人までが楽しめて、標高が高いので暑くない。節電夏休みにピッタリ、子供だけでなく大人も楽しめて、峠を越えれば軽井沢があるのでそこで泊まってゆっくりすることも出来ます。
碓氷峠は峻険な山々を越える唯一のルートとして道路や鉄道が敷設されてきましたが、勾配のきつさ(6.67%、100メートル進むと標高が6.67メートル上がる割合)から、鉄道は専用の機関車を用意する必要がありました。その機関車を連結する場所だったのが横川駅でした。しかし新幹線の開業とともに峠を往来する路線線は廃止され、横川駅は終着駅となりました。そこにテーマパークが建設され「碓氷峠鉄道文化むら」となりました。
峠の釜飯 |
パーク内には蒸気機関車からアプト式機関車(歯車でかみ合って急勾配を登る機関車)、特急「あさま」などたくさんの車両が展示されています。ほとんどの車両には乗り込むことが出来て運転席にも座れます。また園内はミニSLが走り、かなり大規模な鉄道模型の展示もあって半日くらいなら大人でも飽きずに楽しめます。また横川駅の名物であった峠の釜飯もこの公園で購入できます。機関車連結を待つ間、多くの乗客が買い求めた釜飯ですが、姿を変えず、いまでもこの地を訪れる人を楽しませています。美味しかったです。ボリュームもあって満足できるものでした。
ここから軽井沢に抜けるなら高速道路を使うのが早いですが、一般道を通れば道中に「近代化遺産」とされている碓氷第三橋梁(めがね橋)が見られます。実際に橋に登ることも出来、また隣接するトンネルの中にも入れます。この橋を含めて碓氷峠周辺の鉄道施設は世界文化遺産への指定を目指して「暫定リスト」への登録が済まされています。ここもJR東日本のテレビCMに登場します。
碓氷第三橋梁(めがね橋) |
鉄道文化村へは信越本線「横川駅」下車すぐ、もしくは上信越自動車道「妙義松田IC」から車で10分。碓氷第三橋梁へは文化村からバス・車で15分ほど。