2011年12月26日月曜日

日本語だけでも楽しめる韓国のグルメ

海外旅行と切っても切れないのが外国語ですが、韓国に関しては現地の言葉を話せるか話せないか、それほど気にすること無く楽しめます。適当な規模のホテルなら日本語の話せるスタッフが多数います。またホテル内のレストランや百貨店のお土産コーナーでも普通に日本語が通じます。これは日本人観光客が多い影響で、昔の日本語教育の影響ではありません。



ロッテデパートの地下で
そこで、ハングルを全く話せない(2泊3日でアニョハセヨーとカムサハムニダしか話せなかった)私が何とか楽しめた韓国のグルメを紹介します。一つ目はロッテホテルの地下、食品売り場のカウンターで食べたビビンパです。一人で行ったため、はじめは韓国人と思われたのですが、韓国語がわからないと英語で言えば、日本語で対応してもらえました。とはいえ、それほど上手くないのでジェスチャーを交えて、付けるタレなんかを教えてもらいました。周りの店やフードコートもほぼ日本語で飲食、買い物がたのしめます。


 
セブンイレブンにて

 次に食べたのはコンビニでの朝ご飯でした。カップラーメンとおにぎり、セブンイレブンでしたが、レジのお兄さんは日本人とわかると、ゆっくり韓国語を話してくれますが、全く理解できないのです。ただ、言いたいことはジェスチャーでわかるので、あそこのカウンターで食べる、と同じくジェスチャーで伝えればOKでしょう。電子レンジも電気ポットも使い方は同じです。

因に味は基本的に辛め。いかにも韓国って感じで、コンビニでもしっかり韓国気分を味わえます。それにしてもコンビニのイートインの客層の広さに驚きました。土方系のおじさんがいると思えば、ビジネスマンも、さらにはおばさん、学生と非常に多彩でした。価格も安くて結構使える場所なのかもしれません。



明洞のファストフードっぽい韓国料理店

次は明洞のファストフードのような韓国料理屋さん。入りやすい感じの綺麗な店構えで日本語のメニューがあったので、日本語も通じるのかな、と思ったのですが全くダメでした。結果、メニューを指で指して注文しましたが、不便は無かったです。


ただ、非常に辛くて水を下さいと英語で伝えたのですが、温かい水を出されて困惑してしまいました。まあ、すぐに察して冷たい水を持って来てくれましたので助かりました。

ほかにもいろいろ行きましたが旅行全体を通して言えるのは、韓国では言葉が通じない割にはあっさり食事を楽しめたということです。

2011年12月23日金曜日

分断の象徴 板門店に行って来た

ソウルから車で一時間少々、距離にして40キロの場所に板門店はあります。北朝鮮軍と国連軍、韓国軍の共同警備地区(JSA)となっている場所ですが、非常に複雑な場所でもあります。共同警備とはいえ板門店を分断する形で軍事境界線が引かれていて、その北側を北朝鮮軍、南側を国連軍が警備します。

 写真の青い建物が会議場で南北の様々な問題を協議する場所になっています。会議場の真ん中を境界線が横切っており、中央の小道の砂利の部分が南側で砂利の無い側が北朝鮮になります。緑の服を着た兵隊が北側からの不測の事態に備えて警備をしていますが、これは南側からの亡命を防ぐ意味もありそうです。北朝鮮の兵隊は白い建物の玄関にいます。一人がこちらを監視していますが、隣の小窓からもカーテン越しにこちらを伺っています。

会議場の内部の見学も出来ます。この内部だけは北側への越境も可能です。議場中央部に置かれたテーブルのマイクの位置が境界線となっており、数分の見学時間の間は自由に往来できます。この議場にも警備の兵士がいますが、彼らはサングラスをかけて直立不動を保っています。動きや視線が北朝鮮側の言いがかりの原因になって来たことに対応するためです。

左の写真は北朝鮮側から撮影しています。撮影は比較的自由に行えますが、兵隊の醸し出す緊張感が議場全体を包んでいます。また北側に通じる扉へと不用意に近づくと「亡命の意思あり」と判断され、警備兵が対応することになると説明されました。

板門店へはソウルから団体ツアーでの参加が原則。個人での見学は不可能。朝から周辺の観光も含めて半日コースになっている。費用はHISなどを通せば割高になるものの探せば5,000円台から申し込めるものも。どこで申し込んでも結局同じツアーになるので安い方がいいかもしれません。申し込みは10日ほど前に締め切られ、また参加にあたって様々な規制(国籍から年齢、服装などまで)があるので注意が必要です。