2012年7月2日月曜日

夏の知床は別世界

世界史全遺産んも登録されている知床ですが、夏の観光はかなりハイレベルな自然を満喫できます。知床半島にアクセスするには自家用車(レンタカー)か観光バスが不可欠ですが、そのアクセスの悪さも今の自然の豊かさに繋がったと思うと我慢できます。

峠から斜里町側に行った場所から撮影
知床半島の中央部に位置する羅臼岳、知床峠からの眺めは絶景です。ただ峠の天候は変わりやすく、霧が立ちこめていたかと思ったら一気に晴天になる、なんてこともよくあります。右の写真は峠から斜里町側に少し下った場所からの撮影なのですが、この時も峠は濃霧でした。あまりに綺麗に羅臼だけが見られるので、思わずレンタカーを停めて撮影。

知床の夕日
そして知床名物の一つが「夕日」です。西の海に沈む夕日はとても綺麗で、陸と海のバランスがいいので写真撮影の構図が決まるみたいです。夕日の名所には沢山のカメラマンが三脚をセットしてシャッターチャンスを伺っています。

そして自然遺産の知床半島。ビジターセンターまでは自家用車、自転車、バイク、観光バスが進入可能で、そこから徒歩で知床五湖を巡ります。湿地帯と野生動物は本州ではまず見られない豊かさです。ビジターセンターからバスに乗ってさらに半島の先に行けます。バスの終着点にはカムイワッカ湯の滝があります。


滝といっても歩いて登れる
この滝は温泉が流れてくるため、暖かい滝です。アイヌ語では「神の水」という意味らしく、温泉に含まれる硫黄分が生命の生存を許さないことから、神々しい水とされていたようです。この滝、実際に徒歩で上れます。靴を脱いで素足になって上るのは非常に気持ちいいものです。滝を上った時の岩の感触はまだ覚えています。ザラザラというよりも、ギュッギュって感じの感触でした。