2010年11月25日木曜日

ハイデルベルクの大晦日は大騒ぎ

ヨーロッパやアメリカではクリスマスから大晦日にかけてが休暇シーズンになります。三賀日っていう風習はなく、仕事も1月2日から普通に始まります。でも大晦日はやっぱりお祭騒ぎです。私が過ごした大晦日は、ドイツ西部の街ハイデルベルクででした。

写真のような古城が山の中腹にあり、その下に城下町が広がる、風光明媚な街です。旧市街は石畳の道が入り組んだ路地を形成して、いかにもヨーロッパって感じの街になっています。歴史も古く、多くの観光ツアーがハイデルベルクに立ち寄るプランを作っています。

そのハイデルベルクはネッカー川に掛かる橋があり、このカール=テオドール橋が街に繁栄と戦争をもたらしてきました。昔、橋はそんなにたくさん作れるものでもなく、地理的条件が揃った場所にしか作れませんでした。そのためハイデルベルクにかけられた橋は歴史の舞台になった、というわけです。

この橋が大晦日、人で溢れます。

どこからこんな人が、と思うくらい人が出てきますが、みんな手に手に花火を持っています。その花火は日本の花火のようなビジュアル的に綺麗なものじゃなく、光と音がすさまじいものばかり。どちらかといえばロケット花火って感じのもので本当にうるさくて、お祭騒ぎという表現がピッタリです。

普段はおとなしいとされるドイツ人も大騒ぎで新年を迎えていました。

ハイデルベルクへはフランクフルト国際空港からドイツ鉄道か空港バス(直行便あり)で比較的簡単にいけます。