2011年1月15日土曜日

座席調整に協力すると凄く得

座席調整でもらった1万円と封筒
年末年始、羽田発着の航空便は凄く混雑していました。旅客機の予約システムは年々複雑になっていて、私達一般人には到底理解しにくい体系になっています。その原因の一つが、複雑な料金体系と沢山ある割引設定とそれぞれに決められた予約、取り消しの制限規定の存在でしょう。

この複雑な料金体系の基本となる普通料金で航空券を予約・購入した場合、当該便が出発した後でも払い戻しや予約の変更が可能であり、これでさらに複雑さが追加されてしまいます。そのため出来るだけ多くの乗客を乗せて運行したい航空会社は、座席数よりも若干多めの予約を受け付けています。

ほとんどの場合、航空会社の予想よりも当該便を利用しない人 が多くなるため、空席待ちへと座席が配分されます。ただ、混雑期や週末は座席数よりも多くの予約者が来ることもあり、その際には「座席調整」が行われます。座席調整を行う場合、「ANA、羽田発伊丹行き31便はお座席の不足が予想されます。ご利用のお客様で座席調整にご協力いただける方は、60番カウンターまでお越しください」なんていうアナウンスが流れます。

協力する人は結構多いです。なにしろ、1便遅らせるだけで1万円の協力金がもらえるからです。そのため2~3席の調整に10人くらいが協力を申し出ることもあるほどです。基本的には申し出順に処理されるので、早い者勝ちのシステムになっています。大体、出発15分前くらいにアナウンスがあることが多いので、その時間にカウンターの近くにいればチャンスが大きくなります。


これまでに座席調整のアナウンスを聞いたのは

金曜日の羽田-伊丹便
(振り替えは神戸便になる場合も、まれに新幹線への振り替えもあります)

お盆、年末時期の東京-札幌
(午前中の便)

日曜日最終の伊丹-羽田便
(振り替えはタクシーで関空まで行ってそこから東京へ)

三連休最終日の那覇-羽田便

でしょうか。

金曜日の羽田-伊丹便、特に連休前の金曜日、18時、19時の便は頻繁に調整されています。私も何度か協力しました(上の写真は実際にもらったものです)。いま、旅割で予約すれば10,200円で当該便が利用できますが、1万円をもらうと片道200円で利用できて凄くいいです。またANAのマイレージクラブに入って、フレックストラベラーに登録すると1万円か7,500マイルかが選べます。国内便で海外旅行1回分のマイルが貯まるのも魅力的です。