2011年2月25日金曜日

富士山に登る 自転車を持って

飛行機から見た富士山
雪が積もっている季節は自転車登山は不可能
学生時代、富士山に登ったことがあります。そのときは自転車(マウンテンバイク)に凝っていたので日本一高い富士山からダウンヒルしたい、という無鉄砲な衝動に駆られて自転車を持って富士登山することにしました。五合目までは舗装路が整備されているので歩いて登るよりもよっぽど早く登れます。もちろん五合目以降が本番になるのでここで心が折れると大変です。
五合目から六合目までは比較的広い道で、舗装はされていないものの自転車を押すのに苦労はなかったです。しかし、六合目以降は自転車はただの鉄の塊、邪魔者になってしまいます。フレームに肩を通して担ぎ上げて岩場を登るのは若くなければかなり困難でした。途中、途中で多くの登山者に励まされながらも上を目指しましたが、山頂は見えるものの全く近づいてこない、心は俺かけていました。

しかしここまで来たのなら登るしかない、決意を決めてただひたすら上を目指します。結果、五合目から6時間か7時間ほどかかりましたが、山頂に到着。前日に富士吉田の公園にテントを張って、未明に出発、牛丼店で朝ごはんを食べたのが5時ごろだったでしょうか。麓からおよそ10時間で山頂に着きました。山頂から見る空は地上の空よりも濃い青で、晴れなのにすごい風が吹いていたことを鮮明に思い出します。

下りは自転車の独壇場!!!と思っていたのですが「下山道」はつづら折になっており、折り返し地点は自転車を降りなければいけない程の急カーブで、爽快なダウンヒルって分けには行きませんでした。ただ、下りは麓まで2時間くらい。すっごく早かったです。

自転車登山の季節は夏がベスト、というより夏以外は無理な気がします。夏でも山頂付近は防寒着が必要で、防寒着以外にも水や食料も持っていかなければいけないので、もっと寒くなれば困難は増します。