2011年2月15日火曜日

日本の中のアメリカ 横須賀ベース


基地内の交差点 警備の兵隊さんは拳銃を持ってます
アメリカ太平洋艦隊の指揮下、第七艦隊が司令部を置く横須賀。同基地は米国とは同盟関係にある日本国内にありますが、基地内の警察権や司法権などは大部分がアメリカ(軍)によって行使されています。これは軍事施設としての目的を最大化させるための措置ですが、多くの問題をはらんでいます。ただ、軍事施設とはいえ、そこには多くの人が生活して、その場所で人生を楽しんでいます。これも基地の側面のひとつです。

この基地の中と外、断絶された部分が多く残っていますが、両者の交流は相互理解の第一歩となるはずです。その日米住民の交流の場となっているのが「ネイビー・フレンドシップデー」です。毎年8月上旬に設定され、去年からは横須賀の花火大会と同日に行われるようになりました。

イージス艦への乗艦待ち
水兵さんは行列を警備
当日は米軍艦船への乗船体験やホットドッグ早食い競争、米兵やその家族による模擬店、カスタムされたアメ車の展示会など、いかにもアメリカって感じのイベントが盛りだくさんです。いろいろなイベントも面白いのですが、日本の中にあるアメリカを感じることもできる、貴重な日です。いかつい顔した米兵も案外フランクに話しかけてくれます。

ただ、このイベントは非常に人気があり、午前中に入場門まで行っても、行列ができていて1~2時間ほどの待ち時間があります。また乗船イベントでも1時間ほどの待つ必要があります。暑い中、待ち時間覚悟で出かける必要があります。

さらに花火大会を基地内の絶好の場所で観たいなら、朝早くから行って場所を確保する必要があります。人気のイベントなのでしょうがないかもしれませんが、混雑は疲れます。