2011年2月16日水曜日

歩いて応援できる、ばんえい競馬

必死に頑張る馬たち
北海道は入植者によって開拓され今では農業が盛んな地域になっています。開拓に欠かせない家畜だったのが「どさんこ」として知られる大型の農耕馬です。体重は700キロ以上の馬もいて、サラブレッドの1.5倍以上の大きさになります。この馬を使って行われる競馬がばんえい競馬です。「ばんえい」は漢字で書くと「輓曳」となりますが、常用漢字ではないため平仮名表記されます。因みに意味は「ゆっくりひく」という意味です。

バーベキューの出来る観戦スペース
普通の競馬とは異なり、コースは直線200mの間に高さ2メートルほどの起伏が2つ設置されています。馬はそりを引き、騎手はそりの上に乗ります。大体、200メートルのコースで走破タイムは2分くらいです。ようするに、人が歩くよりちょっと早いくらい。コースで馬と併走しながら応援できる、面白い競馬です。また馬もしんどいので、上り坂で休憩することもあります。また、ゴール直前の平坦な部分で力尽きる馬もいて、最後の最後まで順位はわかりません。なお、ゴールはそりの最後尾がゴール線を横切ったときになります。

このばんえい競馬が見られるのは帯広競馬場だけ。7月~9月はナイター開催があって、観戦スペースでバーべキューを楽しみながら観戦できます(予約していくのがベストだと思います)。もちろん馬券も買えて、予想新聞もあります。夏の北海道旅行のスパイスになります。