2011年は日本にとって、そして福島県にとって非常に困難な年になりました。2012年もその困難は解消されていませんが、今年は去年楽しめなかった桜を楽しむ雰囲気も出て来ていると思います。仙台の桜も忘れ難いですが、今回紹介するのは会津若松の桜です。
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再建された天守閣 |
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堀に植えられた桜と雪を残す山々 |
幕末、会津藩は佐幕派として新政府軍と対峙し、会津藩士は板垣退助率いる軍隊と衝突します。最終的に若松城下に侵攻した新政府軍の前に会津藩は降伏します。この戦いは白虎隊の悲劇で有名ですが、城下の火災を落城と勘違いした白虎隊が自刃するという事件も発生しています。有名な「白が燃えいている」という台詞の印象で若松城は焼失したと思っている人も多いかもしれませんが、実際は大正期に軍事施設建設のために取り壊されるまで天守は残存します。
太平洋戦争後に天守は再建され現在の姿となります。会津若松市民は親しみを込めて会津城を鶴ヶ城とよび、桜の名所として現在に至るまで広く親しまれています。福島内陸に桜前線が達するのは四月中頃でしょうか、写真にもあるように遠くの山々にはまだ雪が残っています。
鶴ヶ城付近には駐車場が多く有るものの、桜のシーズンは非常に混雑します。私が行った日は雨でしたが駐車場の混雑はなかなかのものでした。