2011年3月7日月曜日

ゴールデンウィーク、京都で桜をたのしむ

茅葺の里の風景
京都の桜の見ごろは3月下旬、寒い春になっても4月上旬に桜は満開を迎えます。満開から1週間もすれば桜は散り始め、4月中旬には桜の見ごろは終わってしまいます。京都の桜は風情もあって綺麗なのですが、ゴールデンウィークには葉桜となっています。新緑の季節になる5月で、それはそれで綺麗な景色が見られますが、せっかくなので桜も新緑もたのしみたい、そんな欲張りな願望もかなえられなくはありません。

桜は基本的に涼しい場所では開花が遅れがちです。その性質を利用して、京都市内よりも涼しい京都で桜をたのしめばいいのです。市内から車で1時間ほど、北隣の美山町まで行けばゴールデンウィークでも桜を楽しめます。美山町には茅葺の里として古い民家が保存され、昔の日本の農村の風景が今でも残っています。古い集落、神社、集会所、、、なんとも懐かしい景色が残っています。京都市内はゴールデンウィークには人がたくさんいますが、ここまで行けば山奥の京都の静けさを感じることも出来ます。何度も京都に来たことがある人にオススメの場所です。

佐々里峠の桜
(2010年5月4日撮影)
美山町に向かう道中には常照皇寺もあり、歴史的な見所もあります。同寺は南北朝時代に始まる歴史を持ち、境内にある九重桜は天然記念物に指定されています。この桜の時期は4月中旬でゴールデンウィークとは少しずれていますが、これも見ておきたい桜の一つです。JR東海のCMで1本の桜を決めて見たいってやってますが、この桜もその資格のある銘木です(樹齢は600年と伝えられています)。

また茅葺の里から、さらに道を進めて佐々里峠付近には路肩に桜が植えられ、きれいな桜が楽しめるようになっています。さらに人は少なく、風情のある景色が楽しめます。

美山町、茅葺の里へは京都市内から国道162号線を通っていけます。途中、府道61号線へと曲がれば、常照皇寺があり、茅葺の里へは府道38号線へと分岐していけます。カーナビを利用するなら、「かやぶきの宿 またべ」を目印にすればいいかもしれません。因みに住所は「京都府南丹市美山町北下牧」付近になります。