2010年8月27日金曜日

映画の舞台、ムンバイに行きたい

ムンバイの写真
(Wikipediaより 作成Nikkul )
スラムドッグ$ミリオネア(2008年、ダニーボイル監督)の舞台になったのがムンバイです。昔はボンベイと呼ばれていましたが、1995年に現地語の発音に拠る「ムンバイ」に改名されました。この1995年から2005年までの10年間、ムンバイは激動の時代を向かえ、インドを代表する金融都市へと生まれ変わりました。

その変化は映画の中にも現れています。主人公はムンバイのスラムで育ち、貧困の沼に飲み込まれていきます。街が発展することで、貧困の質は変わりますが、スラムで育った子供の苦しみは、個々の人生に取り返しのつかない傷を残します。主人公はヤクザとなった兄と、開発中の高層ビルで再開します。そこでムンバイの変化と自分たちの変化が象徴的にリンクされています。

この映画の舞台となったムンバイに行きたいです。発展でかわったところ、かわらなかったところ、人の生活、街の雰囲気。東京では味わえない、そんな空気に触れたいです。そこで触れた空気は、きっと旅から帰った自分に新しいスターと地点を見つけさせてくれると思います。インドの伝統的な文化、イギリス統治時代、そして発展した今、この3つが同じ都市に並存している街は貴重だと思います。

なお、ムンバイには全日空が全席ビジネスクラスの直行便を就航させるなど、ビジネス需要も多いみたいです。ムンバイへは成田からの直行便かシンガポール経由が一般的なルートになっています。