アルハンブラ宮殿(wikipediaより、Elenea94撮影) |
最後のイスラム国家となるナスル朝の時代、首都に定められたグラナダは独自の発展を遂げ、ヨーロッパにおけるイスラム建築の傑作「アルハンブラ宮殿」を今に残します。宮殿と名づけられていますが、城塞都市としての機能を持ち、城壁内には政治や軍事、教育施設が建設されるなど、ナスル朝の拠点となっています。
また、イスラム教徒にとってはヨーロッパで領土を失った今でも、文化の一端がその地に根付いていることを誇りに思う、そんな文化遺産のようです。なお、アルハンブラ宮殿は周辺の建造物や街並みと合わせて世界文化遺産に指定されています。
グラナダへはマドリードから航空便があるほか、鉄道や長距離バスでアクセスが可能です。しかし、鉄道ではマドリードから4時間以上、バルセロナからは11時間以上かかる長距離移動になります。