2011年5月23日月曜日

18切符で世界遺産巡り Part1

春休み、夏休み、冬休みの時期にJRから販売される青春18切符ですが、最近では攻略本も販売されるなどで多くの人が利用するようになりました。ルールはいたって単純、ほんの一部の例外を除いてJRの特急、急行、新幹線以外の列車が1日乗り放題になるチケットです。

さて、その18切符を使って日本国内の世界遺産を回るにはどうしたらいいでしょうか。机上旅行としていくつか例を挙げてみようと思います。

その机上旅行のルールとして
1 18切符での移動を原則とする
2 5枚綴りの18切符にあわせて4泊5日以内の旅程とする。
3 東京発着のルートとする。
これでいろんなルートを作って行きます。

ルート1 できるだけ多くの世界遺産にふれる旅
世界遺産は西日本に多く立地しています。その集中して立地する場所を巡ることでできるだけ多くの世界遺産を巡るルートです。

まず東京から広島へ、そこから姫路、奈良、京都、白川郷、日光と巡るルートです。これで7カ所の世界遺産を踏破できます。ただし、満喫できるものではないことに注意が必要です。

1日目(東京-広島)
1枚目の18切符を使って広島に向かいます。東京を始発で出れば広島駅には21時頃に到着。
その日のうちに原爆ドームを観てしまいます。

2日目(広島-奈良)
厳島神社(wikipediaより)
2枚目の18切符を使って2日目です。この日は宮島の厳島神社観光から始めます。宮島に向かうフェリーは18切符が利用できて、JR広島駅→宮島口駅→宮島と18切符のみで移動できます。なおフェリーの始発(6時25分)に合わせて、広島駅は5時53分に出発(宮島口6時20分着)しましょう。観光が終わったら、そこから姫路に向かいます。

9時20分の山陽本線で宮島口-糸崎-岡山-相生-姫路と乗り継げば14時41分に姫路に到着。世界遺産姫路城を見学できます。そして16時12分の新快速で大阪を経由(大和路快速に乗り換え)して奈良に向かえば、18時22分には奈良駅に着きます。この日はここまででゆっくり休憩してもいいでしょう。

3日目(奈良-京都-高山)
朝から奈良の東大寺法隆寺を観光して、早々に京都へ昼頃には奈良を出発したほうが無難です。ただ、京都にはたくさんの世界遺産がありますが、時間の都合で全てを回ることは不可能です。JR京都駅から程近い東寺(教王護国寺)を観てお茶を濁します。で16時発の琵琶湖線新快速に乗って米原-大垣-美濃太田-下呂-高山と乗り継げば21時25分には飛騨高山に到着できます。

4日目、5日目(高山-日光-東京)
日光東照宮(wikipediaより)
高山駅から白川郷までは50分ほどバス(時刻表)で移動です。このバスでは18切符は使えません。午前中を白川郷観光に当てて、次の移動に備えます。高山駅15時51分発高山本線で猪谷、富山、直江津、宮内と乗り継ぎます。ここで4日目は終了。5日目、宮内、越後湯沢、水上、新前橋、小山、宇都宮と乗り継いで、13時20分に日光に到着します。そこから日光東照宮へは歩いていけます。帰りは18時20分発の日光線から、宇都宮、上野と経て無事21時06分に東京駅に到着します。

まさかの富山周りのルートになりましたが、かなりの無理旅程です。面白そうですが。